福岡県北九州市で教員採用試験の受験者約5000人分の個人情報が流出

福岡県北九州市教育委員会は2026年4月21日、教員採用試験の受験者延べ5217人分の個人情報が流出したと発表しました。行政文書の開示請求に対応した際、本来は秘匿すべき情報が閲覧可能な状態で提供されていたことが判明しました。現時点で、不特定多数への情報流出は確認されていないとのことです。

流出した対象は、2020年度から2024年度の北九州市立学校教員採用試験に申し込んだ4135人(延べ5217人)で、試験を欠席した人も含まれています。本来であればマスキング処理で見えないようにすべき受験番号、氏名(漢字・カナ)、年齢、性別が、操作ミスによって復元できる状態になっていました。これにより、試験の合否や採用・辞退の状況、推薦や障害などの選考区分と個人の特定情報が照合できる形となっていました。

市教委によりますと、2026年3月に市外の男性から行政文書の開示請求があり、3月18日に一部開示を決定しました。該当データをCD-Rに記録して郵送しましたが、4月20日に受け取った男性からの指摘で問題が発覚しました。PDFファイルへ変換する際の手順が不適切だったため、画面上は黒く塗られていても、データをコピーして別のソフトに貼り付けると内容が表示される状態だったといいます。

北九州市教育委員会は、対象者全員に説明と謝罪の文書を送付する方針です。また、データの提供先である男性には返送を依頼しました。市教委は、加工が不十分なまま開示してしまった事態を遺憾とし、今後は復元できない処理を徹底して再発防止に取り組むとしています。

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教職員懲戒・不祥事
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