岡山大学の准教授が公的研究費約83万円を不正受給

岡山県にある岡山大学は21日、学術研究院教育学域に所属する男性准教授が、公的研究費である出張旅費を不正に受け取っていたと発表しました。

不正受給が認定されたのは、同大学学術研究院教育学域(教職実践)の川﨑弘作准教授です。大学側の調査によりますと、川﨑准教授は2017年度から2024年度までの8年間で、計83件の不適切な請求を行いました。不正受給の総額は833,310円に上ります。

具体的な内容としては、実際には私有車や航空機を利用したにもかかわらず新幹線を利用したと申請するなど、事実とは異なる交通手段や日程で旅費を請求していました。また、同行した学生に対しても、実際の手段とは異なる旅費を申請させ、受領させていた事例も確認されています。

今回の事案は2025年5月に教職員からの情報提供により発覚しました。川﨑准教授はすでに不正分を全額返納しており、大学側の調査に対して「手続きに関する認識が不十分だった」と説明しています。調査委員会は、個人の利益を目的とした私的流用には当たらないと判断しています。

岡山大学の那須保友学長は、税金を原資とする研究費の不正使用は社会の信頼を損なう遺憾な事態であると謝罪しました。大学側は今後、学内の審査委員会にて川﨑准教授の処分を決定するとともに、再発防止に向けてコンプライアンス教育やチェック体制の強化を徹底する方針です。

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教職員懲戒・不祥事
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