北海道札幌市白石区にある国立病院機構北海道がんセンターで2022年、前立腺がんの手術を受けた当時70歳の男性が死亡した事故を巡り、遺族が病院側に損害賠償を求めていた裁判で、2026年5月7日に札幌地裁で和解が成立しました。
同センターの説明によりますと、2022年5月、医師が手術支援ロボットを用いて男性の腹腔鏡手術を行った際、遠隔操作を誤って血管を損傷させました。男性は術後に血圧が低下し出血が確認されたものの、適切な処置が取られないまま亡くなりました。
これに対し、遺族側は約5700万円の損害賠償を求めて提訴していました。今月7日の裁判にて、病院側が解決金を支払うことや、再発防止に向けた新たな取り決めを提示したことで和解に至ったということです。
和解の成立を受け、遺族は「父の死を無駄にせず、事故を教訓として医療安全に努めてほしい」と切実な思いをコメントしています。
北海道がんセンターは「医療従事者として痛恨の極みであり、深くおわび申し上げる。病院全体で再発防止に全力で取り組む」との見解を示しました。



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