埼玉県の上尾市議会は2026年6月8日、市内の小学校で発生したいじめ重大事態に関する秘密会の議事録を、市議会のホームページ上に誤って公開していた事象を発表しました。
誤って掲載されたのは、2026年3月の定例市議会文教経済常任委員会において非公開で審議された秘密会の内容です。この議事録には、当時の被害児童の家族に関する個人情報などが含まれていました。掲載期間は2026年5月28日から6月4日までの間で、その間のアクセス数は23件だったとのことです。他部署の職員からの指摘を受け、市議会は6月4日に該当の議事録を削除しました。
このいじめ事案は2024年に市内の小学校で発生し、同年11月に重大事態に認定され、市教育委員会が調査を行っていました。市教育委員会の調査結果に対し、被害児童の保護者は「事実関係が異なる」と主張し、市長部局に対して第三者委員会の設置や再調査を求める請願を2026年3月の市議会に提出していました。その後審議が行われ、同年3月19日にこの請願が採択されています。
2026年3月4日に開催された同委員会では、被害者家族を参考人として招き、非公開で審議が行われました。議会事務局から説明を受けた被害者側によると、公開された議事録には被害者家族の名前などが記載されており、議会事務局から謝罪を受けたということです。
浦和三郎議長は「秘密会の会議録は厳格に管理されるべきものであり、今回の事態を重く受け止めている。今後は再発防止策を着実に実施し、市民の皆様からの信頼回復に全力で取り組む」とのコメントを発表しました。


コメント