奈良県広陵町の小学校2校で給食の米粉パンにカビが混入

奈良県広陵町立広陵北小学校と広陵東小学校で5月、給食として提供された米粉パンにカビが混入していたことが分かりました。広陵町内にはこれら2校を含めて5つの町立小学校があり、全校に提供された計約2000個のパンは同じ製造業者が納入していますが、これまでに児童からの健康被害の訴えはないとのことです。

町教育委員会によると、5月19日に両校の児童それぞれ1人がパンをちぎった際、黒やオレンジ色をした数ミリの豆状の異物を見つけ、担任に報告しました。2人の児童はパンを少し食べていましたがその時点で食べるのをやめ、他の児童はそのまま給食を続けたということです。

その後の調査により、異物はカビの一種であったことが判明しました。パン生地を機械でこねる工程において、機械の上部を通る配管に付着していたカビが、振動によって落下したことが原因とみられています。

町教委は事案の発生後すぐには公表を行わず、調査結果が出た後の今月9日になってから、保護者向けに「異物混入に関するご報告とお詫び」と題した文書を配布しました。文書ではカビの混入を伝えた上で、「不安なことがあれば連絡を」などと呼びかけています。

事案発生から公表まで約3週間を要した対応について、町教委は「異物が金属片など明らかに危険なものではなかったため、給食を中止したりすぐに公表したりしなかった」と説明しています。

一方で保護者の一人は「子どももカビのパンを食べたかもしれない。すぐに連絡があれば、気をつけて体調を見守ることができたのに」と、町教委の対応を疑問視しています。

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