黒部市議会の政治倫理審査会が前市長派議員の言動をハラスメントと認定

富山県黒部市議会の政治倫理審査会は、武隈前市長派の市議8人の言動が政治倫理条例に違反しているかを調べる審査を終え、対象議員の行動が「ハラスメントに該当する」との結論をまとめました。23日に審査結果の報告書が柳田守議長に提出されました。

この問題は、武隈前市長のハラスメントに関するアンケートを実施した当時の総務管理部長に対し、前市長を支持する市議8人がアンケートのあり方や正当性について調査を申し入れたことが発端です。当時の総務管理部長は、この申し入れが議会の議決を得ていない過剰な要求であり、政治倫理条例に反するとして審査を請求していました。これに対し、対象の市議8人は通常の議員活動の一環であるとして訴えを否定していました。

審査会が外部の弁護士から意見を聴取するなどして約3か月にわたり審査した結果、ハラスメント調査の漏洩原因を究明するという目的自体は政務活動の範囲内とされました。しかし、議員7人と前の部長1人という圧倒的多数の構図で、多くの報道機関を同席させて圧迫感のある空間を作った点は社会通念上不相当であると指摘されました。さらに、回答を求める際に刑事罰を伴う「百条委員会」の設置動議を持ち出したことは、事実上の回答強制であり職員に恐怖を与えたなどとして、政治倫理条例が規定するハラスメントに該当すると全員一致で結論付けました。

辻泰久委員長は、手段や対応において社会通念上の範囲を著しく超えていると判断した旨を述べ、ハラスメント防止に関する研修会の開催を議長に提言したことを明らかにしました。

黒部市の政治倫理条例では、最終的な措置は議長が判断し、警告や議員の辞職勧告などの必要な措置を議会に諮ることになっています。審査会は今回、書面での警告を求めました。柳田守議長は、対象の市議8人に概要を伝えて文書による弁明の機会を設けた上で、報告書と弁明を考慮して最終的な措置を決める意向を示し、遅くとも次の全員協議会までに結論を出して対象議員に措置を伝えたいとしています。

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地方議員ハラスメント
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