日本学術振興会から助成される科学研究費(科研費)を利用し、約250万円分の図書カードをだまし取ったとして、兵庫県警神戸西署は30日、詐欺の疑いで兵庫県立大の元事務職員、藤田和美容疑者(60歳・兵庫県明石市)を逮捕しました。調べに対し容疑を認め、「図書カードは換金して現金化した」と話しているということです。
逮捕容疑は2022年7月から2023年7月までの間、兵庫県神戸市西区にある兵庫県立大神戸商科キャンパス内の店舗(書籍店)で32回にわたり、教授の指示を受けたとうそをついて図書カードを注文し、計774枚(約770枚・合計約250万円分)を詐取した疑いです。
藤田容疑者は2023年10月末まで5年契約の嘱託の事務職員として勤務しており、退職後に図書カードの納品業者から大学へ「代金が未払いになっている」との連絡があったことで着服が発覚しました。今回の約250万円分については、銀行口座の出金記録などから特定されたということです。
兵庫県立大は、藤田容疑者が架空請求を繰り返すなどして科研費から計約600万円を着服したとして、2024年11月に同署へ刑事告訴(刑事告発)していました。



コメント