神奈川県は14日、神奈川県相模原市にある県立障害者施設「津久井やまゆり園」で、30代の男性職員が50代の男性入所者の頬を平手打ちする虐待行為があったと発表しました。9月10日に関係自治体が虐待と認定しています。
県や園を運営する社会福祉法人「かながわ共同会」によりますと、8月21日夕方、入浴支援を担当していた職員が、入浴を済ませた男性入所者が再び脱衣所に入り服を脱ごうとしたため声をかけて戻らせました。しかし、男性入所者が再び職員を手で押しのけて中に入ろうとしたため、職員が制止しようとした際に右手で1回、男性入所者の頬をたたいたということです。男性入所者にケガはありませんでした。
職員は聞き取りに対して「イライラしてつい手を出してしまった」「気持ちを抑えきれなかった」「押しのけられ、やり返すような感じになってしまった」と説明しており、現在は自宅待機中となっています。
津久井やまゆり園では2016年に元職員が入所者19人を殺害するなど入所者ら45人が殺傷される事件が発生し、支援方法の改善に取り組んでいました。
会見でかながわ共同会の山下康理事長は「法人として改革に全力で取り組んでいたが、まだまだ不十分だった。支援をもう一度根本的に見直していく必要がある」と謝罪しました。また、永井清光園長は「統一した支援がなされていなかった。支援のあり方をしっかりと検証したい」と語りました。県などは他に虐待行為がないか早急に調査するとしています。



コメント