10月に三重県で開催予定の全国大会「JOCジュニアオリンピックカップU16陸上競技大会」で、大阪府代表として出場予定だった選手8人が、エントリー手続きの遅れにより出場できなくなったことが30日、大阪中学校体育連盟(大阪中体連)への取材で分かりました。
大阪中体連によりますと、男女8人が大阪府代表として出場する予定でしたが、大阪中体連陸上競技部の担当者が、エントリー期限である9月24日までに手続きを行わなかったということです。大会を主催する日本陸上競技連盟に対して再度8人のエントリーを申し入れたものの、認められなかったとしています。
大阪中体連事務局の担当者は、原因や経緯を検証し、同様の事態が起こらないよう各競技部門へ周知徹底を図りたいとしています。
JOCジュニアオリンピックカップU16陸上競技大会のエントリー漏れで大阪中体連が保護者説明会を開催し謝罪 大阪府堺市
三重県で10月下旬に開催予定の「JOCジュニアオリンピックカップU16陸上競技大会」に大阪府代表として出場予定だった8選手が事務処理の不手際でエントリーできなかった問題で、大阪中学校体育連盟と大阪陸上競技協会は5日、大阪府堺市内で保護者ら向けの説明会を開きました。大阪中体連の担当者は、確認体制と手続きの不備によって生じたもので選手に責任はないとして深く謝罪しました。
大阪中体連の説明によりますと、9月24日午後6時だった都道府県代表種目の申し込み締め切りを、担当者が同月28日と誤認していました。締め切り直前の24日午後5時50分ごろに誤りに気付きエントリーを試みましたが、申し込みができなかったということです。
大阪中体連からの説明を受け、大会を主催する日本陸上競技連盟がシステムの履歴を確認したところ、大阪中体連のログインは締め切りの1分前で、手続き中に午後6時を過ぎたためエントリーできなくなったことが判明しました。
陸連は「いかなる理由があっても追加申し込みは受け付けない」として救済措置を行わない判断を下しており、特定の事案のみを特別に救済することは、参加を断った他の競技者との公平性の観点で大きな問題が生じるためとしています。
大阪中体連は、日本スポーツ仲裁機構に対して選手の大会出場を求める緊急申立てを行っています。
大阪府の中体連が陸上全国大会の申込ミスを報告 再発防止策も公表
今月下旬に開催される陸上競技の全国大会「U16 陸上競技大会」の都道府県代表種目に、大阪府代表として出場する予定だった中高生8人が、大阪中学校体育連盟(大阪中体連)の手続きの不備により出場不能となった問題で、大阪中体連の陸上競技部は2026年10月7日、ホームページ上に報告書を公表しました。
大阪中体連はこれまで対象の選手や保護者、指導者らを対象に説明会を開いて経過や対応を説明してきましたが、再発防止策などを踏まえて対外的に公表したのは今回が初めてとなります。
報告書では、事案が発生した要因について、申込締切日の誤認をはじめ、大会要項や申込制度に関する確認および理解が不十分だったこと、申込状況を組織全体で確認・チェックする仕組みが機能していなかったことなど、複数の不備が重なったためとしています。その上で、本件の責任はすべて専門部にあり、懸命に努力を重ねて代表権を獲得した選手には何の責任もないと明記して謝罪しました。
大阪中体連は現在も選手の出場機会確保に向けた対応を続けていますが、日本陸上競技連盟からは「申込期限経過後の追加申込は認められない」との見解が示されており、現時点では厳しい状況であるとしています。一方で、選手が積み重ねてきた努力や成果が損なわれないよう、専門部として可能な取り組みを進める方針です。
再発防止策としては以下の項目を挙げています。
・年間計画表を作成し、スケジュールや重要期限を関係者全員で共有する
・申込手続きを担当者と確認者の複数体制で行う
・申込完了画面などの証跡を共有し、組織として「完了」を確認する
・選手決定後は速やかに申し込みおよび報告を行う
・専門委員会等において進捗状況を全体へ継続的に確認する
これにより、申込手続きを個人任せにしない体制へ改め、同様の事案を再発させないよう取り組むとしています。
大阪中体連は今後も対応を継続し、新たに知らせるべき事項が生じた場合は改めて報告するとしています。また、本件に関して、選手への無断での取材や撮影、SNS上での憶測による発信、個人や所属先を特定するような投稿を控えるよう配慮を求めています。
大阪中体連が陸上全国大会出場めぐる緊急仲裁申立てを取り下げ
大阪府の中高生8人が陸上競技の全国大会に出場できなくなった問題で、一般財団法人大阪中学校体育連盟(大阪中体連)が日本スポーツ仲裁機構へ提出していた緊急仲裁の申し立てを取り下げたことが、16日までの取材で分かりました。
この問題は、10月23日から25日まで三重県で開催される「JOCジュニアオリンピックカップU16陸上競技大会」に出場予定だった大阪府代表の中高生8人が、大阪中体連によるエントリー手続きのミスにより出場不能となったものです。大阪中体連は締め切り日の誤認や情報共有不足、確認体制の欠如を認め、選手や保護者に謝罪していました。
大阪中体連は公益財団法人日本陸上競技連盟(日本陸連)に追加エントリーを求めましたが、公平性などを理由に拒否されたため、日本スポーツ仲裁機構に緊急仲裁を申し立てていました。
しかし、審理の長期化による選手の心身への影響を考慮し、申立てを取り下げる判断をしたということです。これにより仲裁手続きは終了し、8人の同大会への出場機会は正式になくなりました。大阪中体連は、検討していた代替試合なども含め、今後も選手や保護者の希望に寄り添い対応していくとしています。


