山形県山形市立の小学校で、同窓会費などを管理する口座から300万円以上の使途不明金があり、口座を管理していた教頭が私的に引き出して着服したことを認めたことが分かりました。
山形市教育委員会によりますと、9月に教頭から校長へ「不適切な会計処理をした」と申し出があり、9月30日に学校内で通帳を精査したところ、児童が卒業時に入会金を支払って入る同窓会費などの口座で300万円以上の不足が判明し、校長が市教委に報告しました。
教頭は学校で会計事務を担当していました。印鑑と通帳は校長と教頭が管理することになっていましたが、教頭が自由に持ち出せる状態だったということです。市教委などの内部調査に対し、教頭は「自分のために使った」などと話し、複数回にわたり現金を引き出して着服したことを認めました。また、同窓会費のほかにも別の口座から現金を引き出していたとみられています。
市教委などは山形警察署に状況を報告・相談するとともに、不適切に引き出された金額や回数などの調査を進めており、教頭の処分についても検討しています。市教委は9日午後4時に会見を開き、詳しい経緯について説明する方針です。
山形市の小学校教頭が同窓会費など約330万円を着服 ギャンブルや借金返済に充てる
山形市教育委員会は9日、市内の公立小学校に勤務する50代の男性教頭が、学校の管理する口座などから同窓会費や補助金などおよそ330万円を着服していたと発表し、記者会見で謝罪しました。
発表によりますと、教頭は2024年5月から2026年5月までの間、同窓会費や市の補助金、募金が入る複数の口座から約60回にわたり現金を引き出したほか、地域住民からの祝い金を口座に入金せず着服したということです。着服した現金はギャンブルや借金の返済、生活費に充てていたと説明しています。
口座の銀行印と通帳は指針により別々の担当者が管理することになっていましたが、同校では教頭が一括管理し、出金に必要な書類も自ら作成できる状況でした。教頭は前任の小学校でも約60万円の不適切な会計処理を行っていましたが、その際は全額弁済していました。
9月29日に教頭本人が校長へ申し出たことで発覚しました。教頭は医療機関を受診し服薬したことや、ギャンブル依存症当事者の会に相談したことから事実を話し弁済しようと考えたと話しており、聞き取りに対し反省の意を示しています。
市教育委員会は山形警察署へ相談しており、調査終了後に刑事告訴も視野に対応を検討する方針です。金沢智也教育長は謝罪した上で、全校への直接訪問による改善状況の現認や指導などの再発防止策に取り組むとしています。
