関芳弘文部科学相が代表を務める「自由民主党兵庫県第3選挙区支部」が、2024年に衆議院第一議員会館内で政治資金パーティーを開催した疑いがあることが判明しました。
衆議院事務局によると、衆議院議院運営委員会が組織する管理委員会は内規で会館内での許可を受けない商行為を禁止しており、会館は立法のための施設であるとして政治資金パーティーのような料金をとるものは一切認めていないとしています。
同支部の政治資金収支報告書によると、2024年6月13日に「政経バイオフォーラム」(報告書内の別箇所表記では「関芳弘政経バイオフォーラム」)を開催し、81万円の収入を得ていました。備考欄には関氏の自室にあたる「衆議院第一議員会館603号室」(関事務所)が記載されていました。
また、同報告書の支出欄には、政治資金パーティー開催事業費として衆議院議員会館内の第一食堂やすし店などに計8万1957円を支出したと記載されていました。議員が会館内の部屋を利用する際には費用がかからないため、開催費用の約9割にあたる72万8043円が関氏側の利益になった可能性があります。
議員事務所の広さは約100平方メートルで、議員執務室、秘書室、会議室の3部屋に分かれています。
取材に対し、関氏は「回答しなければならないと考えている。よく調べてみる」とコメントしました。また、関事務所は取材に対し、関氏に質問内容を伝えたうえで「回答を控える」としています。
関氏は旧安倍派に所属しており、自民党の派閥裏金事件において政治資金収支報告書への不記載があったことで処分を受け、東京地検からは起訴猶予処分となっています。その後、第2次高市改造内閣で初入閣を果たしました。
関芳弘文部科学相が衆議院議員会館での政治資金パーティー開催を認め謝罪 内規違反の認識なしと説明
関芳弘文部科学相は13日の閣議後記者会見で、衆議院議員会館内で自身の政治資金パーティーを開催していたことを認め、深く反省し二度と行わない旨を述べました。衆議院では会館内でのパーティー開催が禁止されていますが、関氏は内規に触れるという認識がなかったと説明しています。
関氏側によりますと、2024年6月に東京都千代田区の衆議院議員会館で「政経バイオフォーラム」を開催し、81万円の収入を得ていました。会館内の食堂やすし店などに計8万1957円を支出し、開催費用の約9割に当たる72万8043円が利益となっていました。また、2020年12月にも同様に会館内で政治資金パーティーを行っていたとのことです。
衆議院事務局によりますと、会館内での政治資金パーティーの開催は認められていません。関氏は禁止行為に当たらないと個人的に判断していたと釈明しました。なお、パーティーの収入から支出を引いた利益については政治資金収支報告書に記載していませんでしたが、寄付金には該当せず記載義務はないとの認識を示しています。
関氏は自由民主党の旧安倍派に所属しており、派閥の政治資金問題をめぐる収支報告書の不記載で処分を受けていましたが、簗和生農林水産相とともに2023年末の問題発覚後では初めて入閣していました。


