埼玉県羽生市消防本部で救急出動が3分遅延 退職者の見送り行事により指令確認が遅れる

埼玉県羽生市消防本部は、2026年3月下旬に発生した救急事案において、職員による退職者の見送り行事のために出動が3分遅延したと発表しました。

羽生市によりますと、事案当日は強風が吹く中、指令室員を除くほぼ全ての職員が屋外で退職者の見送りを行っていました。このため、救急要請を受けた最初の出動指令を直ちに確認できず、その後の再指令を受けて出動したことで3分の遅れが生じたということです。

救急搬送された70代の男性は、現場到着時に心肺停止状態であり、搬送先の医療機関で亡くなられました。なお、搬送先の医療機関からは「今回の遅延と死亡との因果関係は認められない」との見解が出されています。

市側はご家族に対し、出動遅延の理由を説明した上で謝罪を行いました。また、ご家族からは事案の特定につながる情報の公表を控えてほしい旨の要請があったとしています。

羽生市消防本部は、今回の事態を重く受け止め、原因となった行事を即刻廃止することを決定しました。今後は事案の詳細を再調査した上で、関係職員への厳正な処分を行うとともに、全職員の意識改革を徹底して信頼回復に努めるとしています。

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消防懲戒・不祥事
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