神奈川県藤沢市議会の西智議員(49)が7月、市職員に野菜を配布していたことが25日、分かりました。公職選挙法では議員による選挙区内の有権者らへの寄付を禁止しており、同法に抵触する可能性があります。
西議員や市議会局によりますと、西議員は7月13日と16日、家庭菜園で栽培したニンジン数十本やゴーヤー十数本、シソ十数束を市議会局に持参しました。「余ってしまったので好きな方は自由に持って行ってください」と説明し、一部の職員が持ち帰ったということです。市議会局の職員の中には、市議選での有権者となる市内在住者も含まれています。
西議員は取材に対し、法に抵触する認識はなかったと説明しています。公職選挙法に詳しい専門家は、高額ではないものの同法違反の寄付供与になる可能性があり、軽視できないと指摘しています。
西議員を巡っては、昨年10月の常任委員会の視察で長崎県を訪れた際、本来は随行職員が管理すべき視察費用約30万円を他の委員の了承を得ずに預かり、議長から口頭注意を受けていたことも分かっています。西議員は、職員が女性2人でひったくりの懸念もあったため預かったと説明しました。この件では職員2人も議会局長から口頭注意を受け、市は行政視察に関するマニュアルを整備しました。


