福岡県豊前市にある京築広域圏消防本部は10月1日、福岡県嘉麻市の県消防学校に入校中、他の消防本部に所属する同期生の職員2人に対しハラスメント行為を行ったとして、20代の男性消防士を9月25日付で停職5カ月の懲戒処分にしたと発表しました。
消防本部によりますと、男性消防士は2025年、消防学校に入校していた際、終業後に体をロープでつないで鉄棒に宙づりにしたり懸垂を強制したほか、学生寮の居室で頭部をつかんで壁に後頭部を打ち付けるなどの暴行を行いました。また、「デブ」「消防にいる価値はない」などの暴言を日常的に浴びせ、土下座する姿などを撮影して同じ小隊のLINEグループへ送信するなど、計7件の行為がハラスメントとして認定されました。被害を受けた職員の1人は男性消防士と寮が同部屋で、年上である男性消防士がまとめる立場にありました。
被害者からの相談を受けて発覚し、男性消防士は教育環境を著しく悪化させたとして県消防学校から退校処分を受けています。
消防本部の聞き取りに対し、男性消防士は一部の行為を「事実と違う」と否認しているものの、「体を鍛えるため」「遊びの延長だった」などと説明しているということです。
京築広域圏消防本部の八木秀敏消防長は「被害者や消防学校におわびし、職員一人ひとりに対して公務員の自覚と責任、人格の尊重について指導を徹底して再発防止に努めます」とコメントしています。


