静岡県袋井市の小学校で卒業証書授与台帳を紛失 少なくとも6631人分

静岡県袋井市は5日、市立袋井北小学校で1988年度以前の卒業証書授与台帳を紛失したと発表しました。

同台帳には卒業者の名前や生年月日、卒業証書番号などが一覧表で記載されており、市の学校管理規則により永年保存が義務付けられています。記録がない状態となっているのは少なくとも6631人分です。原因について市教育委員会は、保存年限を過ぎた書類の廃棄時に誤って処分した可能性が高いとしています。

昨年9月16日に63年度の卒業生から卒業証明書の発行依頼を受け、校内の金庫に保管している台帳を確認した際、88年度以前の台帳が確認できませんでした。このため、卒業写真や進学した中学校の台帳などの情報をもとに証明書を発行しました。今年9月2日にも66年度の卒業生から同様の依頼があり、写真などから証明書を発行したということです。

これら2つのケースを受け、同校が関係するOB職員への聞き取りや校内の捜索などを徹底的に行った結果、台帳は紛失したと判断されました。現在確認できる台帳には証書番号6632以降の卒業生の記録が記載されていることから、台帳の作成開始年度から6631人分の情報がない状態です。なお、個人情報の外部流出はないとしています。同校を除く市内11の小学校、4の中学校では紛失した例はありませんでした。

市教委学校教育課の田中慎課長は「これまで他に古い証明書の発行依頼を受けたことはない。紛失分については、卒業名簿や中学の台帳などで復元作業を進め、対応できるようにしたい」と話しています。