アジア大会サッカー男子表彰式で韓国国旗が揚がらず 掲揚担当は陸自第10師団

愛知県豊田市の豊田スタジアムで3日に行われた愛知・名古屋アジア大会のサッカー男子決勝後の表彰式において、優勝した韓国の国旗が最上部まで揚がらないトラブルがありました。掲揚を担当したのは陸上自衛隊第10師団(愛知県名古屋市)で、大会組織委員会は原因を確認中としています。

韓国は日本に1-0で勝利して4連覇を達成し、準優勝の日本、3位の中国とともに表彰式に臨みました。韓国国歌の演奏に合わせて揚げられる3チームの国旗のうち、中央にある韓国国旗の掲揚がもたついて最上部まで揚がらず、演奏が終わった後に改めて掲揚されました。掲揚ロープの結び目の位置を誤り、滑車に引っかかった可能性が考えられています。

スタンドの韓国サポーターからはブーイングが起き、掲揚台を指さす選手もいました。聯合ニュースによりますと、韓国の李期奕主将は「意図したものならあまり良くない。私たちがこんなに一生懸命やったのに、太極旗(韓国国旗)一つまともに揚げてくれなかったのは残念だ」と述べています。原因について第10師団は「組織委で回答する」とし、組織委の担当者は「確認中だ」とコメントしました。

今大会では、韓国チームを巡る不備やミスが相次ぎました。韓国メディアによりますと、これまでに以下のトラブルが報告されています。

9月18日のホッケー男子・バングラデシュ戦の試合前には、韓国国歌ではなく北朝鮮国歌が誤って流れ、韓国側の抗議を受けて組織委が謝罪文を出しました。翌19日のハンドボール女子・香港戦では、時間短縮などを理由に双方の国歌演奏が行われませんでした。さらに20日の近代五種男子団体で金メダルを獲得した際、場内アナウンスで韓国チームを「リパブリック・オブ・チャイナ」と誤称し、直後に「コリア」へ訂正する事態も発生しました。

このほか、会場や練習場へのバス手配の不備が続いたほか、公式サイトでの順位表記ミスや宿舎での水漏れも確認されています。

大韓体育会の柳承敏会長は4日の記者会見で「今までで最も多く抗議した大会だ」と述べ、韓国・忠清道で来年開催されるユニバーシアード大会に向けて「反面教師にしたい」と語りました。