大阪府内に住む40代の男性が、大阪府警の警察官による違法な職務質問で負傷し後遺症が残ったとして、大阪府を相手取り約640万円の損害賠償を求める訴えを2026年4月8日にも大阪地裁に起こすことが分かりました。
事案が発生したのは2024年5月の朝です。男性が自転車で帰宅していた際、前方に停車したパトカーから降りた警察官が手を振ったため、男性は通行止めと判断して左折し別の道を進みました。すると、背後から警察官に衣服を掴まれて引き倒され、男性は自転車ごと転倒して左ひざを強打しました。男性は全治10日間の打撲と診断され、現在も左ひざの痛みやしびれといった後遺症が残っているということです。
警察側が男性に説明した内容によりますと、当時、八尾署の警察官は職務質問を行おうとしていました。自転車の前カゴにペットボトルが入っていたことから、盗難車両ではないかと疑ったことが理由とされていますが、実際には自転車は男性本人の所有物でした。
男性は府警に対し後遺症への慰謝料などを求めてきましたが、提示された金額が治療費など計11万円余りにとどまったため、今回の提訴に至ったとしています。大阪府警は朝日新聞の取材に対し「個別の案件には回答できない」とコメントしています。



コメント