愛媛県今治市の小中学校8割超で消防法違反が判明 避難訓練不備や障害物の設置など

愛媛県今治市内にある全小中学校44校(特別支援学校を含む)のうち、8割を超える36校で、消火訓練や通報訓練の未実施、消火や避難の妨げとなる物品の放置などの消防法違反があったことがわかりました。東京都内の小学校で6月に発生した火災を受けて、今治市消防本部が実施した特別査察により判明したものです。

東京都北区の区立滝野川第三小学校で6月19日に火災が発生し、児童ら11人が負傷したことを受け、今治市消防本部は7月、市内にある市立・私立・県立の小学校27校と中学校17校の計44校を対象に特別査察を行いました。

今治市消防本部と今治市教育委員会によりますと、全ての小中学校で避難訓練は実施されていたものの、法令で義務付けられている消火訓練と通報訓練が小学校20校、中学校12校の計32校で行われていませんでした。また、小学校11校と中学校5校の計16校で消火器の不足や表示灯の玉切れが確認されたほか、小学校7校と中学校7校の計14校で消火や避難の妨げとなる物が置かれていました。複数の違反が重なっている学校もあったということです。

今治市消防本部は不備のあった学校に対し、改善を求める査察結果通知書を交付しました。今治市教育委員会は、消火や避難の妨害となる物品を夏休み中に撤去するよう指示したほか、消火訓練および通報訓練を翌年3月末までに実施することを定めています。今治市教育委員会の担当者は、県内で早期に対応したことで課題が明確になったとし、夏休み期間を活用して新学期までに対応できる点を速やかに改善したいとしています。

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