沖縄県名護市辺野古沖で3月、研修旅行中だった同志社国際高校(京都府京田辺市)の生徒らが死亡した小型船転覆事故を巡り、同校を運営する学校法人同志社(京都府京都市)の八田英二理事長(77)が、事故の責任を取って理事長職を辞任する意向を示したことがわかりました。また、同校の西田喜久夫校長は8月末に退任し、後任の校長が就任する見通しです。
複数の法人関係者によりますと、八田理事長は21日に開かれた臨時理事会で辞任の意向を伝えたということです。事故への対応や安全対策、教職員の処分などにめどをつけた後、遅くとも今年度中に理事長を退く見込みとされています。
この事故は3月16日に発生したもので、小型船2隻が転覆し、同校2年の女子生徒と男性船長が死亡、14人が負傷しました。八田理事長は取材に対し「法人として責任があり、以前から辞任を熟考してきた」と話しています。なお、法人が運営する14校園の教学を統括する総長職および理事職にはとどまるということです。
八田理事長は1998年から2013年まで同志社大学長を務め、2011年から2013年にかけて1期目の理事長を歴任しました。2017年に理事長へ再任され、総長も兼務しています。また、2015年から2021年には日本高野連会長も務めました。
同志社理事長の辞任申し出と同志社国際中高校長の解任
学校法人同志社は2026年8月25日、設置校である同志社国際高等学校の沖縄研修旅行で2026年3月16日に発生した事故について、亡くなった生徒への哀悼と、遺族や負傷した生徒、家族などの関係者へのお託びを発表しました。
2026年8月21日に開催された臨時理事会において、学校法人同志社の八田英二理事長が事故の一連の責任を取って辞任する意向を示しました。理事会での協議の結果、安全管理に関する再発防止策や教育の中立性および適切性に関する検証・改善策を進め、説明責任を果たした上で辞任し、新理事長を選定する見通しです。
また、同理事会では、同志社国際中学校・高等学校の西田喜久夫校長を2026年8月31日付で解任することを決議しました。事故前後の対応を含め、再発防止策や改善策に取り組むため、9月1日からの新学期を新たな体制で迎える必要があることなどを総合的に判断したとしています。関係者については引き続いて処分が検討されます。
2026年9月1日付で同志社国際中学校・高等学校長に就任するのは、現・学校法人同志社企画部長兼同志社大学副学長の宿久洋氏です。京都府京都市上京区に所在する学校法人同志社および京都府京田辺市に所在する同志社国際中学校・高等学校は、新体制のもとで事故の再発防止と信頼回復に努めるとしています。


