神奈川県座間市議会の議会運営委員会(竹田陽介委員長)は24日、熊切和人前議長(無会派)が2024年11月から約1年間、議長公用車内や視察途中での飲酒や、職員に対するセクハラ、パワハラに該当する行為があったとする調査結果を松橋淳郎議長に答申しました。
答申では、熊切氏が議長車内で常習的かつ複数回にわたり飲酒したことや、視察の帰路での飲酒、市職員に対する侮蔑的な発言などの不適切行為があったと報告されています。また、議会事務局職員に対する結婚や出産に関する不適切な発言や、午後10時以降の電話について、セクハラやパワハラに該当すると認定されました。
さらに調査では、熊切氏の行為を巡り、荻原健司元議長がセクハラ被害を受けた職員に接触したことや、議運委メンバーに対して調査を中止するよう話したことについても、配慮に欠けており容認できないとしています。議運委はハラスメント防止研修の徹底や、相談体制の整備が必要であると指摘しました。
熊切氏は同日、記者団や記者会見で「私の認識が甘く、やってはいけないことをやってしまった」「私が甘かったという一言に尽きる」と述べ謝罪しました。一方で、セクハラ発言については「当該職員から相談がなければそのような話題にならなかった」と説明し、深夜の電話に関しては庁内では聞きづらい内容であったためだと弁明しました。議員辞職については否定しています。
座間市議会が不適切行為報告の熊切和人前議長の辞職を許可 荻原健司市議への問責決議案も可決
職員へのセクハラ発言といった不適切な行為が報告されていた熊切和人前議長の議員辞職願について、神奈川県座間市議会は9月30日の本会議で辞職を許可しました。
熊切前議長は、去年11月にイベント会場で飲酒して市民と口論になった事案が市民からの手紙で発覚したことなどから議長を辞職していました。これを受けて議会運営委員会が調査を実施したところ、移動中の議長車内で飲酒を繰り返したことや、公務に随行した職員に対しセクハラに該当する発言をしたことなど、計7件の不適切な行為が報告されていました。
座間市議会は、11人の議員から提出されていた議員辞職勧告決議案を可決するとともに、熊切前議長が「一身上の都合」として9月17日に提出していた議員辞職願を許可しました。
また、熊切前議長の行為に関連して傍聴席から不適切な発言をし、被害者に二次被害を与えたことが報告されていた荻原健司市議について、市議会は問責決議案を可決しました。


