神奈川県横浜市は6日、市内の小学校施設を活用して実施している「放課後キッズクラブ」において、運営法人の元男性職員が男子児童を盗撮した疑いがあると発表しました。被害に遭った児童は約40人から50人程度とみられ、神奈川県警察が盗撮事件として捜査を行っています。現時点でインターネットなど外部への画像や動画の流出は確認されていません。
横浜市や関係者によりますと、今年5月に利用児童の保護者からクラブや警察へ相談があったことで発覚しました。警察の捜査により、2026年9月(今年9月)に元男性職員が男子トイレ内で撮影したとみられる複数の画像や動画を所持していることが確認されました。画像などの多くはトイレを利用している男児を横から撮影したような画角で、設置型ではないとみられています。なお、当該職員は保護者からの相談が寄せられるより前に自主退職しており、市による本人への聞き取りは実施されていません。10月上旬にはクラブ側が保護者向けの説明会を開き、謝罪を行いました。
横浜市では、愛知県名古屋市で昨年発覚した教員グループによる盗撮事件などを受け、昨年7月から児童の前で職員が私用スマートフォンなどの端末を使用することを禁止していました。市は今回の事案を受け、教室やトイレなど子どもが出入りする活動場所への私的端末の持ち込み自体を禁止するなど、再発防止策を徹底・検討していくとしています。
6日午後2時過ぎからの会見で、横浜市こども青少年局放課後児童育成課の河原大課長は、安心して利用できる場所であるべきクラブで不安を与えたことについて深謝し、再発防止に取り組む考えを示しました。また、運営法人も保護者や子どもに対して謝罪し、全職員で再発防止に取り組む旨のコメントを発表しています。

