山形県寒河江市で現金80万円が奪われたとする強盗事件の被害を届け出ていた消防職員の男について、警察は事件性がなかったとして、虚偽の申告で業務を妨害した疑いで19日夜に逮捕した。
逮捕されたのは、寒河江市柴橋の公務員で西村山広域行政事務組合消防本部朝日分署に勤務する佐藤光征容疑者(54)。偽計業務妨害の疑いが持たれている。警察の調べに対し、容疑を認めているという。
警察によると、佐藤容疑者は18日午前10時半ごろ、自宅を出た際に包丁のようなものを持った2人組に呼び止められ、現金80万円を奪われたと第三者を通じて通報。さらに車の運転を強要され、約7時間後の同日午後5時50分ごろに大江町左沢の楯山公園で解放されたと説明していた。
関係者によると、佐藤容疑者は公園から歩いて近くの山形県朝日少年自然の家に移動し、その場にいた人に助けを求めた際、手足を縄で縛られ裸足の状態だったとされる。
警察は強盗事件として周辺の聞き込みや防犯カメラの解析を進めていたが、捜査の結果、事件は発生していなかったと判断。虚偽の申告をした疑いが強まったとして逮捕に踏み切った。
西村山広域行政事務組合消防本部は20日午後1時半から記者会見を開く予定としている。
虚偽の強盗被害を通報した消防職員に拘禁刑1年を求刑
山形県大江町の施設で「強盗被害に遭った」と嘘の通報をさせ、警察の業務を妨害したとして偽計業務妨害の罪に問われている消防職員の男の初公判が、5月14日に開かれました。
起訴状などによりますと、山形県寒河江市柴橋に住む消防職員の佐藤光征被告(54)は、2026年2月18日、大江町にある「朝日少年自然の家」において、男性作業員に虚偽の強盗被害を伝えて110番通報をさせ、警察の業務を妨害したとされています。
公判で佐藤被告は起訴内容を認めました。検察側は冒頭陳述にて、被告にはギャンブルによる約500万円の借金があり、職場に給与差し押さえの通知が届いたことが犯行の動機であると指摘しました。被告人質問で佐藤被告は、妻に借金を隠したまま返済資金を工面するため、強盗に遭ったという架空の話を仕立て上げたと述べています。
検察側は、地域社会への影響が大きく動機も身勝手であるとして、佐藤被告に拘禁刑1年を求刑しました。一方、弁護側は計画性のない犯行であり反省しているとして、執行猶予付きの判決を求めました。判決は6月3日に言い渡される予定です。
虚偽の強盗通報で警察の業務を妨害した消防職員の男に山形地裁が執行猶予付きの有罪判決
虚偽の通報を行って警察の職務を妨害したとして、公務執行妨害などの罪に問われた消防職員の男に対する判決公判が山形地裁で開かれ、執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
判決によりますと、西村山広域行政事務組合に所属する消防職員の佐藤光征被告(54)は2026年2月、山形県大江町にある「朝日少年自然の家」の敷地内で作業をしていた男性に対し、「強盗被害に遭った」などと嘘の狂言を伝えて110番通報をさせ、警察の業務を妨害しました。
山形地裁での公判において、田中昭行裁判長は「地域の治安を維持する警察官の業務を妨げた結果は重い」と指摘する一方、「起訴内容を認めて反省の態度を示している」などを理由に、拘禁刑1年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
寒河江市での強盗自作自演により有罪判決の消防職員が失職
山形県寒河江市で2026年2月に強盗の被害を自作自演し、警察の業務を妨害したとして有罪判決を受けた消防職員の男が失職していたことがわかりました。
2026年6月18日付で失職したのは、事件当時に西村山広域行政事務組合消防本部の朝日分署長だった50代の男性職員です。
この職員は、2026年2月に嘘の強盗事件を自作自演し、警察官約170人に不要な捜査を行わせた偽計業務妨害の罪に問われ、拘禁刑1年、執行猶予3年の有罪判決を受けていました。
西村山広域行政事務組合消防本部によりますと、2026年6月18日に判決が確定したため、地方公務員法の規定に基づいて男性職員は自動的に失職し、退職金は支給されないということです。



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