尾崎正直官房副長官は2026年6月25日の記者会見において、陸上自衛隊の内部で使用されていたUSBメモリーから、悪意のあるソフトウエアである「マルウエア」が検出されたことを公表しました。
会見の中で尾崎氏は、USBメモリーを使用する際に義務付けられているウイルスチェックの規定が守られていなかったと説明しています。
尾崎氏の発表によると、マルウエアが検出されたのは兵庫県に所在する陸上自衛隊中部方面総監部で使われていたUSBメモリーで、中国系のマルウエアが含まれていたとのことです。この事案は2025年2月に発覚したもので、それ以前に約1年間にわたって該当のUSBメモリーが使用されていたとされています。
陸自中部方面総監部のUSBマルウエアは隊員が持ち込み 陸上自衛隊が調査結果を公表
陸上自衛隊は9月15日、兵庫県伊丹市の中部方面総監部が保有するUSBメモリーからマルウエア(悪意あるソフト)が検知された問題について、調査結果を公表しました。該当のUSBメモリーは部隊が正規の手続きで調達したものではなく、同総監部の隊員が持ち込んだものでした。
持ち込んだ隊員にマルウエア感染の認識はなく、具体的な入手経路は特定できていません。陸上自衛隊の規則では、隊員が個別に持ち込んだUSBを部隊で使用することを禁止しています。
今後は取得経緯を明らかにし、納入時に入手先を管理簿に記載するなどの再発防止策を講じるとしています。
荒井正芳陸上幕僚長は記者会見で「関係規則が順守されていなかったことは大変遺憾。再発防止に全力で取り組む」と述べました。

