知人女性に対しSNSで脅迫的なメッセージを送信したとして、熊本県阿蘇郡小国町役場の職員の男が警察に逮捕されました。
脅迫の疑いで逮捕されたのは、大分県玖珠郡玖珠町に居住し、熊本県阿蘇郡小国町役場福祉課の係長を務める宇都宮健治容疑者(59歳)です。逮捕日は2026年7月22日です。
警察によりますと、宇都宮容疑者は2026年7月20日午前11時45分頃、熊本県北部に居住する知人の50代女性に対し、SNSのチャット機能を用いて「説明しろ」「でなければやる」などのメッセージを送り、脅迫した疑いが持たれています。
宇都宮容疑者は以前から女性との交際や離婚を巡るトラブルを抱えており、これまでに脅迫とみられるメッセージを十数件送信していたことから、警察からその都度警告を受けていました。2026年7月20日に再びメッセージが送信され、身の危険を感じた女性から通報を受けた警察が逮捕に至りました。
取り調べに対し、宇都宮容疑者は容疑を認め、交際上のトラブルにより説明を求めたかった旨を供述しているということです。
職員の逮捕を受け、小国町は熊本県警の捜査に全面的に協力するとともに、事実関係が明らかになった段階で厳正に対処する方針を示しています。
また、小国町の渡邉誠次町長はコメントを発表し、「本町の職員が脅迫罪の容疑で逮捕されたことは、誠に残念であります。まず、被害を受けられた方に対し心よりお見舞い申し上げます。また、町民の皆様をはじめ、関係者の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことについて、町を代表して心からお詫び申し上げます。職員一人ひとりに対する法令順守の徹底及び服務規律の徹底を改めて図り、町民の皆様の信頼回復に全力で取り組んでまいります。」と陳謝しました。
元妻を脅迫した罪に問われた熊本県小国町職員の宇都宮健治被告に執行猶予付き有罪判決
元妻を脅迫した罪に問われている熊本県小国町の職員、宇都宮健治被告(59)の裁判で、熊本地裁は6日、拘禁刑8か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。求刑は拘禁刑8か月でした。
判決によりますと、宇都宮被告は元妻やその両親を殺すなどのメッセージを送信した罪で罰金刑を受け、その2か月後に再び「説明しろ、でなければやる」とのメッセージを送った脅迫罪に問われています。
熊本地裁は6日、「脅迫を繰り返しており、規範意識は乏しい」と指摘しました。
小国町職員が脅迫罪で有罪判決を受け失職 熊本県
熊本県小国町役場は10月21日、地方公務員法の規定に基づき、総務課付の宇都宮健治職員(59)が同日付で失職したと発表しました。
発表によれば、職員は2025年12月頃から被害者に対して脅迫的なメッセージを執拗に送信したことにより脅迫事件として書類送検され、略式命令により罰金刑が確定していました。その後も再び同様のメッセージを被害者に送信し、2026年10月6日に熊本地方裁判所において、脅迫事件で拘禁刑8月、執行猶予3年の判決を受けました。この判決が2026年10月21日に確定したことに伴い、地方公務員法第16条第1号および第28条第4項の規定に基づき失職となりました。
この事態を受け、小国町役場はコメントを発表し、「このたび、当町職員が刑事事件により有罪判決を受け、刑が確定したことに伴い地方公務員法の規定に基づき失職することとなりました。町民の皆様の信頼を損なう事態となりましたことを、深くお詫び申し上げます。今後、職員の服務規律の徹底を図り、町民の皆様の信頼回復に努めてまいります」と述べています。


