岡山県和気町の選挙管理委員会は2026年6月1日、同年4月に実施された町議会議員補欠選挙で当選した山下満議員(70)の当選を無効とする決定を下しました。被選挙権を得るために必要な居住実態の要件を満たしていないと判断されたためです。
町選挙管理委員会によりますと、4月の補欠選挙の終了後、別の議員から山下議員に対して「町内に3カ月以上続けて住んでいるという被選挙権の要件を満たしていない」として、当選の無効を求める異議申し立てが提出されていました。
これを受けて町選挙管理委員会が調査を行ったところ、山下議員は2025年12月11日に同町へ住民登録を行っていたものの、登録先の住居における電気や水道の使用量が極めて少なかったことが判明しました。この結果から、同委員会は2026年3月11日までの期間は実際に生活をしていた実態がなかったと結論付け、被選挙権の要件に満たないとして当選を取り消す決定を出しました。
この決定に対して不服がある場合、山下議員は21日以内に岡山県選挙管理委員会へ審査の申し立てを行うことが可能です。山下議員は報道機関の取材に対し、町選挙管理委員会の判断と自身の認識に違いがあるとした上で、決定書の内容を精査した上で今後の対応を決定したいと述べています。
当選無効とされた山下満氏が議員辞職 岡山県和気町議会が辞職願を許可
4月に行われた岡山県和気町議補欠選挙で、公職選挙法が定める居住実態がなかったとして町選挙管理委員会から当選無効とされていた山下満氏(71)が議員辞職願を提出し、9月16日に許可されました。町選管は近く選挙会を開き、新たな当選人を決定する方針です。
山下氏は6月1日付で町選管から当選無効の決定を受け、県選管に決定の取り消しを求める審査を申し立てましたが、8月21日付で棄却されていました。県選管の裁決に対しては30日以内に高裁へ提訴することが可能ですが、15日に辞職願を提出しました。
取材に対し山下氏は、「不服が解消されたわけではないが、後援会幹部の意向を踏まえ、弁護士と熟慮を重ねた上での決断だ」と説明しました。また、来年2月の任期満了に伴う次期町議選への対応については「後援会と相談して決める」と述べています。
町選管によりますと、山下氏の辞職に伴う欠員の補充は公職選挙法の規定に基づき、同補選で次点となった飯豊信氏(58)となる見通しです。


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