和歌山県スポーツ振興財団の元課長らに無罪判決 和歌山地裁

和歌山県スポーツ振興財団が発注した清掃業務などの入札をめぐり、業者に便宜を図った見返りに賄賂を受け取ったとして罪に問われた財団の元課長に対し、和歌山地方裁判所は31日、無罪判決を言い渡しました。

この裁判は、和歌山県スポーツ振興財団の課長だった人物が、財団に関する契約の委任を受け、清掃業務などの指名競争入札においてビルメンテナンス会社の元代表に指名業者を漏らした見返りとして、現金あわせて100万円を受け取った罪に問われていたものです。

これまでの裁判で、検察側は「契約の締結について財団から委任を受けていた」と主張していました。一方で弁護側は「財団と被告との間に委任関係はなく、一般社団法人法の収賄罪に問われることはない」として無罪を主張していました。

31日の判決で和歌山地方裁判所は、「上限額を超える契約について自分の判断で最終的な意思決定をし、遂行できる立場にあったとは認められない」と指摘し、元課長とビルメンテナンス会社の元代表の双方に無罪を言い渡しました。

判決を受け、検察側は「判決内容を精査し、適切に対応する」とコメントしています。

地方公務員職務不正(賄賂・漏洩など)
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