埼玉県警は10日、交通事故の処理で作成した捜査書類計41通に不正があったとして、上尾警察署交通課の男性巡査(35)を停職6か月の懲戒処分とし、虚偽有印公文書作成・同行使などの疑いでさいたま地検に書類送検しました。男性巡査は10日付けで依願退職しています。なお、捜査への影響はなかったということです。
警察によりますと、男性巡査は2022年5月から2025年5月ごろにかけて(2023年4月~2025年5月ごろ、あるいは2022年5月~去年2月の期間)、交通事故の捜査手続きにおいて関係者の許可や確認を得ずに自ら署名や押印をし、虚偽の供述調書21通(2年間で21回)を作成したほか、送検期限を過ぎて調書の作り直しが必要となった際などの手続きを怠っていました。また、不要となった供述調書などの過去の資料を交通課の倉庫などに隠していたほか、捜査に必要な被害者の診断書1通を廃棄し、別の医療機関名を記載して偽造していたということです。
検察が交通事故の関係者に対し調書の内容を確認した際、「サインをした覚えがない」と申告されたことから発覚しました。
調べに対し男性巡査は、「上司が変わり書類の点検が厳しくなったので訂正の手間が増え、手持ちがたまってしまい調書を偽造した」と話しているということです。
埼玉県警の齋藤克也首席監察官は、「関係者および県民の皆様に深くおわびいたします。職員の指導教養を徹底し再発防止に取り組み、信頼回復に努める」とコメントしています。



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