京都市バスで再び乗客を残し回送 行政処分を受けたばかり

京都府の京都市交通局は2026年10月20日、西日本JRバスに運行を委託する京都市バスで、終点に到着した後に乗客の女性を車内に残したまま回送するミスがあったと明らかにしました。京都市バスにおける車内の閉じ込めや取り残しの事案は、2023年度以降で5件発生しています。

市交通局によりますと、2026年10月13日午後10時すぎ、終点のバス停である京都府京都市右京区の「山越中町」に市バスが到着しました。男性運転手は、バス停前の操車場で係員がバスの外側から点検していたことなどから乗客はいないと思い込み、到着後に行うべき車内点検を怠りました。その結果、寝ていた乗客の女性1人に気付かないまま、同区にある車庫の梅津営業所に向けて回送しました。

回送中に女性に気付いた運転手が同営業所に連絡し、別の社員が女性を公用車で終点まで送り届けました。運転手は市交通局に対し、「乗客が全て降りたと思い込んでしまった」などと説明しています。

京都市バスでは2026年6月にも、乗客の小学生に気付かないまま車庫に駐車する事案が発生していました。このミスにより、同年9月に国土交通省近畿運輸局から指導監督義務違反による車両の使用停止処分を受けたばかりでした。

市交通局は6月の行政処分を受け、マニュアルを改訂して終点到着後の運転手による車内点検を定めていましたが、今回は行われませんでした。

市交通局は「再発防止に向け車内点検を徹底するよう取り組んでいた中で再びこのようなミスを起こし大変申し訳ない。車内点検の徹底を図り再発防止に努める」としています。

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