北海道釧路地方の70代の女性からキャッシュカードをだまし取り、現金約102万円を盗んだ疑いで、北海道旭川市の旭川駐屯地に所属する自衛隊員(21)ら3人が、10月29日までに逮捕されました。
逮捕されたのは、自衛隊員(21)のほか、北海道札幌市中央区の販売代理店業の男(21)、福岡県福岡市中央区の会社員の男(30)の3人です。
警察によりますと、3人は8月6日、ほかの人物らと共謀し、釧路地方の70代の女性に金融機関の職員や役場職員などを名乗って電話をかけました。「医療費の払い戻しを受け取るためにキャッシュカードを渡してほしい」などとうそをつき、受け子を通してキャッシュカード3枚をだまし取り、郵便局のATMから現金約102万円を引き出して盗んだ疑いが持たれています。
女性からキャッシュカードを受け取った人物と、現金を引き出した人物はすでに逮捕されています。警察はこれらの人物の取り調べや防犯カメラによる裏付け捜査を進め、3人を特定して逮捕に至りました。
自衛隊員(21)と札幌市の販売代理店業の男は引き出した金の回収役、福岡市の会社員の男は受け子のリクルーターだったということです。警察は3人の認否を明らかにしていません。また、ほかに共犯者がいるとみて、3人が匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)のメンバーである可能性も視野に入れて実態解明を進めています。
一方、旭川駐屯地は隊員が逮捕された事実を認め、刑事処分が出されたのちに自衛隊としての処分を決定する方針です。旭川駐屯地司令の石田広記陸将補は、「隊員が逮捕されたのは事実であり、大変申し訳ありません。警察の捜査に全面的に協力するとともに、明らかになった事実に基づいて、厳正に対処したいと考えています」とコメントしています。


