兵庫県加西市議会は7月16日、高橋佐代子副議長(78)が市の職員に対してハラスメント行為を行ったとして、市議会ハラスメント防止条例に基づき、文書による注意や指導を行ったと発表しました。
発表によりますと、高橋副議長は職員の体に触れたり、被害について口止めをしたりしていたということです。
市議会事務局によりますと、高橋副議長は2023年以降、会議室の通路で職員とすれ違った際に尻を触ったほか、シャツがズボンから出ていないにもかかわらず「シャツが出ている」と声をかけ、ズボンの中に手を入れるなどの行為をしたとされています。また、何度も口止めを図り、「総務に言わんとってよなあ。なんぼでもお金積むさかいな」などと発言していたということです。
今月上旬に職員が議会事務局内の相談窓口へ通報したことを受け、審査会がハラスメント行為であると判断しました。
読売新聞の取材に対し、高橋副議長は「弁護士に相談している。コメントは差し控えたい」と話しているということです。
なお、同条例に基づくハラスメントの認定および議員名の公表は、2024年の条例制定以来初めてのことです。
市幹部職員へのハラスメント回答が8件 兵庫県加西市議会で報告
兵庫県加西市が課長級以上の幹部職員約70人を対象に実施したアンケートで、過去1年間に市議会議員からハラスメントを受けたと回答された事例が計8件あったことが、2026年7月31日の市議会個別協議会で報告されました。
今回の調査は、加西市議会の高橋佐代子副議長(78歳)による職員へのパワーハラスメントやセクシャルハラスメントが認定されたことを受け行われたものです。アンケート結果には、担当業務に関して厳しい口調で問詰される行為や、土日・早朝に個人の携帯電話へ連絡が入るなどの事例が含まれていました。また、議会や委員会で質問が繰り返し行われることを嫌がらせと感じたといった意見もあり、一部の議員からはハラスメントに該当するか判断が分かれるとする見解も出されています。
市議会は2026年10月にハラスメント防止のための研修を予定しており、本調査結果を活用する方針です。さらに、職員が相談しやすい環境を整えるため、市議会ハラスメント防止条例の改正も検討されています。
協議会の冒頭で中右憲利議長は自浄作用が不十分であったことを受けて反省の旨を述べ、被害を受けた職員への支援および再発防止策を推進する姿勢を示しました。中右議長によりますと、高橋副議長は被害職員へ文書で謝罪し、2026年9月1日付で副議長職を辞任する意向を示しているということです。
本件における高橋副議長のハラスメント行為は、職員からの申し立てに基づき、市議会の審査会が外部有識者の意見を踏まえて2026年7月16日に認定しました。通路ですれ違う際に職員の尻に触れる行為や、相談窓口へ口外しないよう命じる行為などが認められていました。


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