東京都にある東京大学は2026年8月4日、所属する専攻および主宰する研究室のウェブサイト内に不適切な言葉を書き込んだとして、60歳代の教授に対し、2026年7月29日付で出勤停止3日の懲戒処分を行ったと発表しました。
東京大学によりますと、教授は2020年から2021年頃のいずれかの時点において所属する専攻のウェブサイトのHTMLソース内に、また2023年11月までのいずれかの時期において自身が主宰する研究室のウェブサイトのHTMLソース内に、不適切な言葉を書き込みました。
具体的には、大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻が開設したサイトのうち、入試に関連するページのソースコードに書き込みが行われていました。ソースコードはページの設計図にあたり、天安門事件に関するキーワードが書き込まれた場合、中国では検閲システムにはじかれ閲覧できなくなる可能性があります。2024年に報道で表面化し、同大学が内部調査を進めていました。政府関係者によりますと、処分理由となったのは2024年に表面化した大学院の入試関連サイト内に「六四天安門」という文字列が埋め込まれた問題とされています。この文字列により、中国人留学生が入試情報を見られなかった可能性があります。
こうした行為について同大学は、教職員就業規則第38条第1項第5号に定める「大学法人の名誉又は信用を著しく傷つけた場合」に該当するとして、同規則第39条第3号に定める出勤停止の懲戒処分としました。
東京大学の山本隆司理事・副学長は「本学教員としてあるまじき行為であり、かかる行為は決して許されるものではなく、厳正な処分をいたしました。大学として、このことを厳粛に受け止め、今後このようなことがおこらないよう、再発防止にあたっていく所存です」とコメントしています。



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