鳥取県立中央病院で心筋梗塞の治療を受けていた70代の男性患者に対し、機器の操作を誤る医療事故があり、男性が意識不明の重体となっていることが鳥取県の発表で分かりました。男性には重度の後遺症が残っているということです。
男性は神奈川県在住で、先月9日に旅行で鳥取県に滞在していた際、胸の不快感を訴えて同病院に搬送されました。心筋梗塞と診断されて治療を受けていましたが、容体が悪化したため、2日後に集中治療室から心臓治療専用の部屋へ移動しました。
その際、心臓と肺の機能を補助する機械「エクモ」の人工肺と本体をつなぐ酸素チューブを、一時的に酸素ボンベへ付け替える作業が行われました。移動後は酸素チューブをエクモ本体へ接続し直す必要がありましたが、担当した技士は接続を戻さないまま酸素ボンベの栓を閉じました。
その後、医師が異常を発見するまでの約20分間にわたり酸素の供給が停止し、男性は脳に炎症を起こしました。操作を行った技士は10年以上の経験がある人物で、当時はエクモを含む3つの機械の調整と維持を1人で担当していたということです。
事故の発生を受け、病院側は謝罪するとともに、外部の有識者を交えた事故調査委員会を設置して原因究明と再発防止策の検討を行う方針を示しています。


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