沖縄県にある那覇空港西側の第2滑走路に10日午後7時16分ごろ、航空自衛隊所属のF15戦闘機が緊急着陸しました。滑走路が閉鎖されましたが、約1時間後の午後8時24分に解除されました。
航空自衛隊那覇基地などによりますと、同機は10日午後6時7分に緊急発進(スクランブル)し、飛行中に油圧系統の不具合が発生したため那覇空港に着陸しました。着陸時に機体後部から火花が上がる様子が確認されましたが、けが人はいないとみられます。航空自衛隊がトラブルの原因を調べています。
那覇空港事務所によりますと、滑走路上には油漏れがあり、同機はけん引されて駐機場に運ばれました。この影響で到着機14機に最大22分の遅れが生じるなど、民間機の発着に影響が出ました。
那覇空港では8月にも航空自衛隊のF15が滑走路で立ち往生するトラブルがあり、航空自衛隊は「安全を確保した」として9月1日に訓練飛行を再開していました。
民間航空会社と自衛隊が共用する那覇空港では、8月18日にも航空自衛隊のF15が着陸した際に左の主脚が折れ、滑走路が4時間以上にわたり閉鎖されました。地元の那覇市議会は事故への抗議と「空港の民間専用化を」求める抗議決議を行い、民間専用化の実現を求める意見書と決議を全会一致で可決しました。
空自F15が那覇空港に緊急着陸 小泉防衛相が油圧系統の不具合と公表
小泉進次郎防衛相は11日の記者会見で、航空自衛隊のF15戦闘機が10日に沖縄県那覇市にある那覇空港へ緊急着陸したトラブルについて、油圧系統の不具合が認められ、速度を強制的に抑える「着陸拘束装置」を使用して着陸したと明らかにしました。
この影響により、沖縄県那覇市の那覇空港では第2滑走路が一時閉鎖され、民間航空機に遅延が生じました。小泉氏は「利用者、関係者の皆さまに迷惑と心配をかけたことを真摯に受け止めている」と述べています。


