北海道函館市が管理する公金口座から現金をだまし取ったとして、北海道警函館中央署は2026年6月8日、同市職員の近藤樹容疑者(28)=函館市美原3丁目=を有印私文書偽造・同行使と詐欺の疑いで逮捕し、発表しました。近藤容疑者は「私がやったことに間違いありません」と述べ、容疑を認めています。
逮捕容疑によると、近藤容疑者は2025年8月5日から同年10月6日までの期間、勤務先である函館市競輪事業部事業課が管理する銀行口座から、10回にわたり計約156万円を不正に引き出してだまし取った疑いが持たれています。近藤容疑者は当時、無施錠の場所に保管されていた銀行の届け出印を無断で使用し、払い戻し請求書を偽造して銀行窓口に提出していました。
近藤容疑者は2025年度に採用されて同課に配属されましたが、2026年1月15日、職場で帳簿と通帳の残高を照合する作業が行われていた際、体調不良を理由に早退しました。その後、自ら警察署へ赴いて自首したことで一連の行為が発覚しました。
函館市の聞き取りに対し、近藤容疑者は不正に引き出した現金を主にギャンブルへ費やしていた旨を説明し、謝罪と弁済の意向を示しているということです。
この事案を受けて、函館市競輪事業部の田村隆弘部長は8日の夕方に記者会見を開き、市民の信頼を裏切る行為であるとして深く陳謝しました。市はすでに被害総額を約1130万円とする告発状を提出しており、警察は同様の手口による余罪や詳しい使途について捜査を進めています。
函館市が競輪売上金詐取容疑の職員を懲戒免職処分 市長らも減給へ
北海道函館市は22日、市営競輪場の売上金をだまし取ったとして逮捕された競輪事業部の職員を同日付で懲戒免職処分にしたと発表しました。これを受け、大泉潤函館市長は職員の不祥事について謝罪しました。
懲戒免職となったのは、函館市競輪事業部の職員である28歳の近藤樹容疑者です。近藤容疑者は今月8日、売上金などをだまし取った容疑で逮捕・送検されていました。
函館市によりますと、近藤容疑者は2025年8月から10月にかけて、市の印鑑を不正に使用するなどの方法で払い戻し金の請求書を偽造し、市営競輪の売上金などを市の口座から10回にわたり、およそ150万円(またはおよそ160万円)だまし取った疑いが持たれています。
2026年1月、競輪事業部の職員が帳簿と通帳の残高を照合していた際、近藤容疑者が突然体調不良を訴えて早退し、その後警察へ自首したことで事件が発覚しました。
この事件に伴う監督責任として、大泉市長と担当副市長は、自身の給料1カ月分の10分の1を減額する処分としました。また、直属の上司である競輪事業部長らの処分についても現在検討が進められています。
近藤容疑者がだまし取った現金を「ギャンブルなどに使った」と話していることについて、大泉市長は、公務員として高い倫理観を持つべき立場を踏まえると決してあってはならないことであるとし、再発防止を徹底することを深く肝に銘じていると述べました。
警察によりますと、近藤容疑者は同様の手口による余罪をほのめかしており、被害総額は1000万円を超える見込みです。警察は余罪についても裏付け捜査を行っています。


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