北海道室蘭市の市議会議員が、複数回にわたり市の職員から入札情報を聞き出そうとしていたことが分かり、市議会はこの議員の処遇についての対応を協議しました。
この問題は、室蘭市の羽立秀光市議が、2025年7月から2026年6月にかけて4人の市職員に対し、公共工事の見積価格などの入札情報を聞き出そうとしたものです。市職員はいずれも回答を拒否しており、室蘭市は職員が精神的な重圧や苦痛を感じたとして、7月10日に市議会へ抗議しました。
7月16日に開かれた市議会の議会運営委員会では、羽立秀光市議本人が欠席するなかで不当な働きかけの経緯などが報告され、今後の処遇について対応を協議していくことが確認されました。
北海道室蘭市議が入札情報を職員から聞き出そうとしたとされる問題で市が音声を公開
北海道室蘭市の市議会議員が、市の職員から入札情報を聞き出そうとしたとされる問題で、室蘭市は2026年7月17日、議員と職員とのやり取りを録音したとする音声を公開しました。
この問題は、室蘭市の羽立秀光市議が、室蘭市の職員4人から入札情報を聞き出そうとしたと市が指摘したものです。室蘭市は2026年7月10日、「職員が精神的な重圧や苦痛を感じた」として、市議会に対して抗議していました。
市が公開した音声は、2026年5月11日に職員の1人が羽立市議の控室に呼ばれた際のものとされています。音声では、市民会館ホールの改修工事について、羽立市議が「何件くらい来ているの?」などと入札への参加状況を尋ねる様子や、職員が「入札の情報なのでそれはまずいと思います」と断るやり取りが記録されています。
さらに羽立市議が「概算でいいからちょっと教えてもらいたいな」と求めたのに対し、職員が「お伝えできない」と回答する場面も含まれていました。なお、羽立市議の親族が経営する建設会社は、この工事のJV(共同企業体)に参加していたとのことです。この職員は、羽立市議からこのような聞き取りをされたことについて、「精神的な重圧などを感じ苦痛を被った」と市に訴えています。
羽立市議は取材に対し、「概要の数字を聞いただけで詳細な数字を聞いたわけではない。それでも聞いてはいけなかったのであれば謝罪する」と述べ、職員へのパワーハラスメントについては否定しました。
室蘭市議会も公開された音声を確認しており、今後の羽立市議の処遇について対応を協議しています。


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