大分県豊後大野市で社会福祉法人が運営する障害者支援施設にて、職員が知的障害のある利用者2人に対して暴行を加える虐待行為を行い、懲戒解雇されていたことが関係者への取材で分かりました。豊後大野市は調査の結果、虐待があったと認定し、施設側へ再発防止策の提出を求めました。
大分県や同市によりますと、6月末に関係者からの通報により虐待の疑いがある事案が発覚しました。その後の内部調査により、20代の正規職員の男性が、入所していた知的障害のある40代男性に暴行を加えていたことが明らかになりました。
被害を受けた男性は顔に軽傷を負っていましたが、施設側は当初、事故として処理していました。さらに調査を進める中で、同じ職員が通所で利用していた別の20代男性に対しても暴行を加えていたことが判明しました。当該職員は2件の暴行をいずれも否定しましたが、施設は他の職員らへの聞き取りなどから虐待があったと判断し、7月に懲戒解雇としています。
施設からの報告を受けた豊後大野市は、施設を訪問して職員らへ聞き取りを行うなどの事実確認を実施し、被害者2人に対する身体的虐待を認定しました。施設は被害者の家族に謝罪し、建物内に防犯カメラを設置するなどの再発防止策を同市へ提出しました。
施設の男性施設長は、専門意識が薄れていたことや信頼を失墜させたことについて申し訳ないとコメントしています。豊後大野市社会福祉課は、同様の事案が発生しないよう改善経過を継続して確認するとし、行政処分などの対応については大分県と協議するとしています。



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