近畿大学情報学部は2026年9月11日、廃棄準備中であった個人情報を含む書類を誤った手続きによって廃棄したと発表しました。対象となるのは学生85名および教員や教員採用試験応募者等74名で、現時点で個人情報の外部流出や二次被害は確認されていません。
近畿大学によりますと、2026年8月24日、情報学部学生センターで機密書類の一斉廃棄処分に向けて準備していた個人情報を含む書類入りの段ボール箱2箱を、個人情報を含まない他の9箱とともに「廃棄」と表示した台車に載せて事務室内に保管していました。このため、通常の古紙廃棄物として学内集積場へ清掃委託業者により搬出され、翌25日に古紙回収業者によって回収されたということです。
8月28日に職員が気づいて事案が発覚し、防犯カメラ映像の確認や関係業者への聞き取りを行ったところ、対象の書類は古紙回収業者を通じてすでに圧縮・梱包され、機密文書と同様に溶解処理を行う製紙会社へ搬送されていることが確認されました。
流出した可能性のある個人情報は、2026年3月から8月に開催された会議資料のうち手持ち資料として出力されたものです。記載内容は書類の種類により異なりますが、学生の学部、学年、学籍番号、氏名、年齢、出身高校、入試区分、所属クラブ、学籍に関する情報、学費の返還・免除額、処分内容のほか、教員等の所属、職位、氏名、年齢、学位、学歴、経歴、採用に関する情報などが含まれます。なお、人数は重複する場合があります。
近畿大学は対象となる学生や保護者、教員、教員採用試験応募者等に対して事案の報告とお詫びを行いました。今後は機密書類の保管場所の明示や廃棄手順の見直しを進めるとともに、清掃委託業者と作業前の確認体制を構築して再発防止に努めるとしています。


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