東京大学における次期学長の選考をめぐり、関文部科学大臣は20日の閣議後記者会見において、選考過程の検証を実施するよう同大学側に求めたことを公表しました。
東京大学の学長選考・監察会議は9月に、教職員による意向投票で次点であった藤垣裕子教授を次期学長に選定していましたが、学内および学外から説明を求める意見が相次いで寄せられていました。文部科学省が国立大学の学長選考プロセスに対する検証を大学側に要請するのは異例の対応となります。
要請は、東京大学における藤井輝夫学長および2人の監事あてに、合田哲雄文部科学省高等教育局長の名前で文書によって行われました。藤井学長をはじめとする学内外の委員で構成され、選考会議に対して意見を述べることが可能な「運営方針会議」などに対し、選考に至った経緯を検証するよう求めています。
東京大学の学長選考をめぐっては、今月13日に教職員有志が選考会議に対して説明を求める要望書を提出していました。その後、同大学が16日に発表した回答のなかでは、詳細な説明はおこなわれていませんでした。関文部科学大臣は、十分な説明がなされていないという声が多いことについて遺憾の意を示したうえで、自律的な検証を通じて説明責任を果たすことが、東京大学におけるガバナンス改革の第一歩になるとの見解を示しました。


