奈良県警察本部に勤務していた50代の男性警部補が、好意を寄せた女性の名前を警察の捜査と関係があると偽って勤務先から聴取し、その情報を基に住所などを不正に照会した上、女性の自宅周辺をうろついたとして、公務員職権乱用やストーカー規制法違反などの疑いで書類送検されていたことがNHKの取材により分かりました。
警察によりますと、男性警部補は2025年、好意を持っていた20代女性の氏名を把握するため、警察の捜査対象となっていた女性の勤務先に対し、警察官の立場を悪用して名前を聞き出しました。さらに、その名前を基に住所などを不正に照会し、女性の自宅周辺などをうろついた疑いが持たれています。
女性からの相談を受けて警察が調査を行った結果、男性警部補の関与が判明しました。警察は2026年6月、男性警部補を書類送検するとともに、減給6カ月の懲戒処分としました。男性警部補は容疑を認め、すでに辞職しています。
奈良県警察本部監察課は、職員に対する指導教養と業務管理をより一層徹底し、再発防止に努める旨のコメントを出しています。
女性の個人情報を不正取得した元奈良県警部補を略式起訴 ストーカー容疑などは不起訴
私的に知り合った20代女性の個人情報を捜査に関連があると偽って勤務先から聞き出し、自宅などをうろついたとして書類送検されていた奈良県警本部に勤務していた50代の元男性警部補について、奈良区検は10月8日までに個人情報保護法違反の罪で略式起訴しました。奈良地検が明らかにしました。
また、奈良地検は公務員職権乱用とストーカー規制法違反の疑いについては、不起訴処分(起訴猶予)としました。処分はいずれも6日付です。
元男性警部補は、公務員職権乱用やストーカー規制法違反の疑いで書類送検されていました。


