青森県八戸市のみちのく記念病院で、患者を診察せずに死亡診断書を作成したとして書類送検されていた元医師の男性について、青森地方検察庁は29日付で不起訴処分としました。
不起訴処分となったのは、同病院で患者の死亡確認などを担当する「みとり医」を務めていた当時80代の元常勤医の男性です。
男性は、2025年2月に病院で亡くなった入院患者12人について、必要な診察を行わずに「肺炎」や「老衰」などの死因を記載した死亡診断書を作成したとして、2026年3月に医師法違反の疑いで書類送検されていました。
捜査関係者によりますと、男性は2023年から2025年2月末頃まで同病院に在籍していたとみられます。警察の調べに対し、男性は「診察していました」と容疑を否認していました。
みちのく記念病院を巡っては、2023年に院内で発生した殺人事件を隠蔽しようとしたとして元院長らが逮捕された経緯があり、警察の捜索で高齢医師名義の死亡診断書が200人分以上見つかったことから「みとり医」の存在が判明していました。
青森地方検察庁は捜査を進めた結果、この男性医師を不起訴処分とし、理由について「諸般の事情を考慮した」とコメントしています。


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