不適切な動画撮影やハラスメント行為で消防職員ら5人を懲戒処分 高知県高幡消防組合

高知県の高幡消防組合は2026年7月17日、部下の職員に対する複数のハラスメント行為や不適切な動画撮影・拡散などがあったとして、津野山分署に所属する20代から30代の男性消防職員5人を同日付で減給などの懲戒処分にしました。

高幡消防組合の発表などによりますと、2026年4月の当直勤務中、20代の男性消防士が全裸になり、30代の男性消防士に対してわいせつな行為(陰部の擦り付けやキスマークの付与)を行いました。30代の男性消防士長はこの様子を自身のスマートフォンで動画撮影し、職場のグループラインへ拡散したということです。

さらに、この30代の消防士長と別の20代の男性消防士は、同じ30代の男性消防士に対し、1年以上にわたってスマートフォンや腕時計、車の鍵を隠すなどのハラスメントを日常的に行っていました。2026年2月には、この2人が共同して被害消防士の布団を分署敷地内の「消防ホース乾燥塔」に吊り上げたほか、愛媛県へ外出した際、コンビニに1人だけ残して車を発進させ、走って追いかけさせるなどの行為も確認されました。

被害を受けた消防士が国のハラスメント相談窓口へ相談したことから事案が発覚しました。

これらを受け、同組合は以下の通り処分を決定しました。

【被処分者および処分内容】

津野山分署 消防士長(30代・男性):減給10分の1(3カ月)※動画撮影・拡散、物品隠匿、霧吹きで仮眠室に水を撒く行為など

津野山分署 消防士(20代・男性):戒告 ※物品隠匿、布団の吊り上げ行為など

津野山分署 消防副士長(20代・男性):訓告 ※仮眠室での不適切行為を制止しなかったため

津野山分署 消防士(20代・男性):文書による厳重注意 ※全裸でのわいせつ行為など

津野山分署 消防士(30代・男性):文書による厳重注意 ※過去に仮眠室で全裸になりわいせつ行為を行ったため

また、管理監督責任を怠ったとして、高幡消防本部の消防長と津野山分署長を減給10分の1(1カ月)、津野山分署の副分署長を戒告とするなど、管理職4人も懲戒処分としました。

高幡消防組合長の池田洋光氏は、住民の安心と安全を守る立場にある消防職員が不祥事を起こしたことについて深く陳謝し、ハラスメント防止の取り組み強化や法令遵守、組織の風通し改善を進め、信頼回復に全力を尽くすとのコメントを発表しました。

カテゴリー
消防ハラスメント懲戒処分など
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