宮城県山元町の職員3人が懲戒処分 不適切行為や不正アクセスなどで

宮城県山元町は2026年10月20日、勤務時間中に性的な行為や私的なメッセージのやり取りを行ったほか、職務上の情報を漏洩したとして、男女の職員2人を停職処分にしたと発表しました。また、庁内共有フォルダへの不正アクセスや庁舎への不法侵入、公印の不正使用などを繰り返していたとして、別の男性職員を懲戒免職処分としたと発表しました。処分はいずれも2026年10月16日付です。

停職処分を受けたのは、町長事務部局に所属する49歳の男性班長と44歳の女性主査です。山元町によりますと、2人は2025年6月から2026年1月までの間、勤務時間中に自身のスマートフォンで私的なメッセージを交信していました。このうち2025年6月から7月にかけて、男性班長が職員の分限処分や人事異動などの職務上知り得た情報を女性主査に漏洩していました。

また、2人は2025年8月に庁舎内で勤務時間中に不適切な行為を行ったほか、2025年7月から11月までの間、庁舎敷地内に駐車した自家用車の中で複数回にわたり性的な行為を行いました。10月および11月の行為については、男性班長は勤務時間中(時間外勤務中および休日勤務中)に行っていたことが確認されています。町は、男性班長を停職6カ月、女性主査を停職2カ月の処分としました。さらに、管理監督責任を問うため関係職員3人に対しても訓告や口頭注意の処分を行っています。

一方、懲戒免職処分を受けたのは、町長事務部局に所属する26歳の男性主事です。山元町によりますと、男性主事は2026年6月から7月までの間、勤務時間外に自身の職員用端末から他の職員のIDとパスワードを使用し、複数回にわたり庁内共有フォルダに不正にアクセスしてデータを閲覧・操作したほか、他の職員の職員用端末を無断で使用して職員個人専用フォルダなどにも不正アクセスし、データを閲覧や削除等していました。

7月に他の職員用端末を無断で使用した不正アクセスの際は、あらかじめ開錠していた庁舎1階の扉から深夜に不法侵入したほか、休日に勤務中の他の職員に扉を開錠させ、当該職員が退庁した後に不法に侵入していたということです。

さらに、男性主事は事務手続きを怠って無断で町長印を使用し、工事や業務委託の請負業者2社に対して公印を押した契約書を交付したほか、上司2名の印影を偽造して未決裁の文書を決裁済文書として使用しました。また、印紙が貼られた書類から印紙部分を読み取って加工するなどの偽造を行い、偽造した印紙を使用して関係業者から提出された書類を偽造していました。町は公務に対する信用失墜の程度や社会的影響を重く受け止め、男性主事を免職処分としました。また、管理監督責任として関係職員2人を戒告処分としています。

相次いだ職員の処分について、山元町の橋元伸一町長は「公務員である以前に社会人としてあるまじき行為であり、町民の皆様に対する裏切りにほかならず、町政に対する信頼を著しく損ねたことに対し、深くお詫び申し上げます。今回の事案を厳粛に受け止め、今一度、職員一人ひとりが、公務員としての自覚を強く持ち、より一層、法令順守及び綱紀粛正の徹底を図り、皆様の信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。

地方公務員不法侵入・器物損壊懲戒処分など
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