大分大学の元教授で医師の男を背任容疑で逮捕 病理組織標本の支払い免れさせた疑い

大分県にある大分大学の元教授で医師の男が、2026年10月27日に背任の疑いで大分中央警察署に逮捕されました。逮捕されたのは、大分大学医学部の名誉教授で医師の村上和成容疑者(68)です。

警察や大分大学によりますと、村上容疑者は県内にある医療法人の理事長と共謀し、教授だった2022年から2023年にかけて、医療法人に利益を図る目的で大学の職員に約4500件の病理組織標本を作製させました。その対価である約3400万円相当の検査料の支払いを免れさせた疑いが持たれています。警察は村上容疑者の認否を明らかにしていません。

村上容疑者は2024年3月に退職しており、大分大学が同年9月に警察に告訴していました。大分大学はこれまで捜査当局に全面的に協力してきており、今後も引き続き協力する方針です。

大分大学は2026年10月27日付で、「本件を重く受け止め、厳正に対処するとともに、学内に調査委員会を立ち上げ、事案の解明及び再発防止等に努めます。本学は本件により損なわれた信頼の回復に向け、誠実かつ真摯に取り組んでまいります」とコメントを発表しました。

また、北野正剛学長は同日付でコメントを発表し、「本日、本学の元教授が背任容疑で逮捕されました。本件は、本学が教育研究機関として社会から受けてきた信頼を大きく損なうものであり、誠に遺憾です。今回の事案に関しては、本学として、また学長である私個人としても、捜査に全面的に協力をし、厳正に対処致します。また、本件事案が発覚したことを受け、同様の事案が今後発生することのないよう不退転の決意で再発防止に取り組み、本学が失った社会的信頼回復に全力で努めます」としています。

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