宮城県教育委員会は28日、県庁で記者会見を開き、部下に人格攻撃などのメッセージを大量に送信した県東部の県立高校の男性教諭(60)を停職12月の懲戒処分としたと発表した。また、業務上の関係者に対するセクシュアルハラスメント行為があったとして、学校以外の機関に勤務する男性職員(47)を停職1月の懲戒処分としたことも明らかにした。
発表によると、男性教諭は4月14日に職員室で、部下の会計年度任用職員が行うことになっていた生徒名簿の作成について自身が担当すると勘違いし、「俺がやるの?」などと声を荒らげてその職員を問い詰め、職員室の扉を強く開け閉めするなどした。さらに、同年4月18日午後9時57分から翌19日午前7時44分までの約10時間にわたり、同じ職員に対し、退職を促したり人格を攻撃したりする内容を含むLINEのメッセージを一方的に計121件送信した。
教諭は県教委の聞き取りに対し、「カッとなった」、「(14日のことを)ふと思い出し、怒りが湧いた」と行為を認め、「迷惑と心配をかけて申し訳ない」、「直接会って謝罪し、慰謝料を払いたい」と話しているという。管理監督責任があるとして、校長ら2人の管理職が文書厳重注意の処分となった。
一方、学校以外の機関に勤務する男性職員は、4月から6月にかけて業務上関わりのあった男性6人に対し、1対1に近い状況で「ゲイ」、「あなたは男が好きだ」などと性的指向に関する不適切な発言をしたり、別の男性1人に背後から抱きつこうとしたりするセクハラ行為をした。男性職員は言動を否定しているが、辞職の意向を示している。この職員の所属長も管理監督責任として文書厳重注意の処分を受けた。
小野寺邦貢教育長は、「被害者の尊厳と権利を著しく侵害するとともに、教育に対する信頼を著しく損なうもので、断じて許されない」、「短期間のうちに教職員による不祥事が相次いでいることは、極めて遺憾です。再発防止と信頼回復に向け強い決意をもって服務規律の確保に取り組んでまいります」とコメントした。なお、2026年度に入ってからすでに6人の職員が不祥事による処分を受けている。

