島根県は、同県安来市にある保育施設「城谷こども園」で給食を摂取した幼児と職員の計8人が症状を訴えた集団食中毒について、原因物質は給食のいわしハンバーグに含まれていたヒスタミンであると発表しました。
食中毒の症状が出たのは、男児1人と女性職員7人の計8人です。2026年7月29日の給食を食べた後、同日午後0時35分から午後2時までの間に、顔面の紅潮、頭痛、口や舌のしびれなどの症状を発症しました。
当日の給食には、いわしハンバーグ、豆腐チャンプルー、きゅうりの梅おかか和え、みそ汁、ご飯が提供されており、県はいわしハンバーグに含まれるヒスタミンを病因物質と特定しました。
ヒスタミン食中毒は、マグロやイワシ、サバといった赤身魚に多く含まれるヒスチジンというアミノ酸が、ヒスタミン生成菌の増殖に伴ってヒスタミンへと変化することで発生します。主な症状には顔面の紅潮、頭痛、じん麻疹、発熱などがあり、食後数分から数時間程度で発症することが多いものの、重症化することは少ないとされています。
ヒスタミンは加熱しても分解されにくい性質を持つため、発生を防ぐには水揚げから調理に至るまで適切な低温管理を行うことが重要となります。食べると舌に刺激を覚える場合もあることから、島根県は違和感が生じた際には摂取を止めるよう呼びかけています。


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