府中市の料亭旅館事業をめぐる不適切事務処理 元幹部職員への刑事告発は見送りへ

広島県府中市の旧料亭旅館「恋しき」に関する事業で不適切な事務処理が発覚した問題について、同市の荻野雅裕市長は2026年7月31日の記者会見で、問題を主導したとされる元幹部職員に対し刑事告発などを行わない方針を示しました。

この問題は、同事業において予算未計上の食器購入費などに別の予算が充当されていたほか、当時の経済観光部長が経費補填を目的に架空の請求書を作成させ、市が約50万円を支払っていたことが確認されていたものです。

荻野市長は会見にて、元部長について「刑事告発などの要件を満たすと判断できない」と述べ、処分を見送る考えを明らかにしました。あわせて、弁護士など第三者による調査についても「新たな事実が判明する可能性は限定的である」として実施しない方針を示しています。

荻野市長は「元職員1人の問題ではなく、市の組織として発生させ、防止できなかった問題であると捉えている。再発防止策を確実に実行し、その実施状況や効果を継続的に検証していきたい」とコメントしています。

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