千葉市教委が2025年度の体罰やハラスメント実態調査結果を発表 申告数を公表

千葉市教育委員会(千葉県)は、市立の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校を対象に実施した、2025年度(2026年度集計)の体罰やセクシュアル・ハラスメント等に関する実態調査の結果を発表しました。従来の聞き取り調査による認知件数の公表から方法を変更し、実態をより分かりやすく示すため、アンケートで「受けた」「見た」と回答された申告件数を公表しました。

調査対象は、166校に通う児童・生徒と保護者計6万6928人、教職員5923人です。回答者数は、児童・生徒と保護者が4万8298人(回答率72.2%)、教職員が5711人(同96.4%)でした。

教職員による児童・生徒へのセクシュアル・ハラスメントについて、「受けた」とする申告は34件(前年度39件)、「見た」は51件(同46件)でした。

具体的な回答として、「生理なの?」と聞かれた▽「がんばれよ」と言われながら肩や頭を触られた▽「おなかの肉が付きすぎ」と言われた、などがありました。

体罰について「受けた」とする申告は79件(前年度103件)、「見た」は170件(同174件)でした。「体を押された」「胸ぐらをつかまれた」「立たされた」「大声で怒鳴られた」などの回答がありました。

人格や能力を否定する言葉などの「暴言等」は、「受けた」が281件(同326件)、「見た」が261件(同289件)でした。「ふくよか」「ばかたれ」「受験に向いていない」などと言われたとの回答がありました。

教職員間におけるハラスメントは、「言動を受けた」が80件(前年度69件)、「見た」が80件(同57件)でした。「子どもができたらわかるかな」と言われた▽悪いうわさを流されたり陰口を言われたりした▽年下の職員を「ちゃん付け」で呼んでいた、などの回答がありました。

教育委員会は、寄せられた回答について、匿名の回答や調査を望まない回答にも配慮しながら、可能な限り児童・生徒や教職員への事実確認を行っています。事実確認を行った事案のうち、懲戒処分に該当するものはなかったとしています。

今後は、教職員の人権感覚や指導力の向上に向けた研修、不祥事防止のための取り組み、相談体制の充実などを進めます。また、児童・生徒にとってより回答しやすい表現や項目設定にするなど、調査方法を総合的に見直すとしています。

教職員ハラスメント
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