東京都千代田区議会で副議長を務める自民党の現職区議、大坂隆洋氏(51歳・3期目)が、有印私文書偽造の容疑で東京地検に書類送検されていたことが、捜査関係者や関係者への取材で分かりました。刑事告訴を受けた麴町署が6月に書類送検したということです。また、大坂氏は自民党千代田総支部から3日付で厳重注意処分を受けています。
関係者によりますと、大坂氏は2022年8月、入党申込書(入党届)に東京都千代田区内に住む40-50代の夫婦2人の名前を自ら書き、申し込みに必要な党費計6000円を立て替えて無断で党員登録した疑いが持たれています。申込書の説明事項には「入党申込書は本人が必要事項を記入」と明記されていましたが、入党を希望していない夫婦を登録し、党内の秩序を乱したとされています。
大坂氏によりますと、2023年4月にあった区議選で党の公認を得るため「党員100人」を集めるノルマが存在したということです。夫婦とは面識がなく、知人から知らされた個人情報をもとに申込書を作成しており、「本人も了承済みだと聞いていた」と説明しています。立て替えた党費については後から支払ってもらうつもりだったものの、申込書の本人控えや領収書は「捨てたと思う」と話しています。
取材に対し、大坂氏は「誤った手続きを踏んでしまったことは事実」「申込書を代筆したことは反省している」と述べたほか、「意見の相違もあり、夫婦に説明や謝罪もした」とコメントしています。



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