鹿児島県鹿児島市にある社会福祉法人が運営する認可保育園で、当時の園長が複数の園児に対し虐待が疑われる行為をしていたとして、市が児童福祉法などに基づき、口頭による行政指導を行っていたことが15日に分かりました。
鹿児島市や園によりますと、元園長は数年前から今年3月までに、複数の園児に対し虐待が疑われる行為や不信感を生じさせる行為を行っていたということです。園児にけがはなく、「園児の特定につながる可能性がある」として具体的な行為や件数は明らかにされていません。
今年3月に職員からの報告を受けて園が事案を把握し、4月上旬に関係者からの情報提供を受けた市が立ち入り調査や指導監査を実施しました。市は原因分析や再発防止策を講じることなどの行政指導を行いました。
元園長は3月末に辞職しており、今年3月以降は園児と接触していませんが、運営法人の経営には関わり続けているということです。保護者への説明をめぐり運営法人の理事会内で意見が分かれたことなどから、園側は事案把握からおよそ半年間説明を行っていませんでしたが、今月12日になって初めて保護者説明会を開き経緯を説明しました。
同園は9月に市へ再発防止策を盛り込んだ改善報告書を提出したとした上で、「子どもたちや保護者におわび申しあげます。再発の防止に努めます」とコメントしています。また、同園の園長は取材に対し「通報窓口を拡充し、防犯カメラを設置するなどして子どもたちの安全確保に努めたい」と話しています。



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