神奈川県鎌倉市にある学校法人鎌倉女学院は2026年7月16日、元理事長の杉山美智子氏が法人の立場を利用し、総額6686万5917円を横領していたと発表しました。
発表によると、元理事長は少なくとも2016年6月から2022年6月までの間、経理担当者に対して実際には存在しない法人口座に入金するかのように偽って小切手を発行させていました。その後、小切手を金融機関で換金し、個人名義の預金口座に入金していたとのことです。換金と入金は合計10回にのぼり、口座からの出金状況などから大半は私的な用途に使われたと判断されています。
常務理事が預金口座の所在を追及したことで口座が存在しないことが判明し、元理事長の個人口座の取引履歴から今回の事案が確認されました。これを受け、学校法人は2026年6月16日の緊急理事会で元理事長を理事長職から解職し、兼任していた事務局長職も解任しました。同日付で常務理事であった佐竹靖幸氏が新理事長に就任しています。
学校法人は今後、過去の書類を精査して被害の全容解明を進めるとともに、弁護士や公認会計士による第三者委員会を設置して原因調査と再発防止策を講じる予定です。また、顧問弁護士を通じて元理事長に対し、刑事と民事の両面から責任追及を行うとしています。
2026年7月16日には第1回保護者説明会が開催されました。第三者委員会の調査報告書は2026年9月末に提出される予定で、次回の保護者説明会は2026年10月上旬に開催される見込みです。
学校法人は、創立122年の伝統がある法人のトップによる不祥事について、在校生や保護者、卒業生、地域社会などの関係者を裏切る行為であるとして、深くお詫びするコメントを発表しています。



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